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生命の根源物質ソマチッドの謎 2003年4月執筆、掲載未定 |
生命の根源物質ソマチッド
人類にとって重要な発見を行ってしまったが故に、災難に見舞われることは決して珍しいことではない。
1924年にフランスで生まれた生物学者ガストン・ネサン氏は、生命の根源物質とも言えるものを発見した。天才的発明家でもあったネサン氏は20代半ばにして、特殊な光学顕微鏡の制作に成功した。生きたままの実体としての標本を、最も高倍率で観察可能な顕微鏡であり、彼はそれをソマトスコープと名付けた。現代の電子顕微鏡では、さらに高倍率で標本を見ることが可能であるが、標本を輪切りにする必要があり、生きたままの標本を扱うことは出来ない。
しかし、ソマトスコープは、倍率3万倍で分解能150オングストロームという、現在の最先端技術を用いた顕微鏡より優れた性能を持った驚異の光学顕微鏡なのである。その顕微鏡の発見自体でもノーベル賞に値する程だが、ネサン氏はその発見の意味することや、特許を取ることにも関心が無かった。ネサン氏にとってもっと重要なことは、生命の神秘に迫り、病人を癒すことであったからだ。
カナダに移住したネサン氏は、そのソマトスコープによって人間の血液中に原始的な微小生物ソマチッドが存在することを発見した。驚いたことに、ソマチッドは人間が死んでも生き続け、高温加熱しても死なない不死身の生物であった。ネサン氏ばかりか、一部の科学者達はソマチッドがDNAの前駆物質であり、地球上の全生命の基礎単位であると考えている。
因みに、ソマチッドはウィルヘルム・ライヒが発見したオルゴン・エネルギーでいうバイオンに相当するとも考えられる。ライヒは顕微鏡の倍率を300倍にして観察したところ、青緑色に発光しながら動き回る小胞バイオンを発見したと言っている。倍率が低いので同一である保証は無いが、ソマチッドの集合体としてのバイオンをライヒが観察していた可能性はあるだろう。
ソマチッドは動物の血液中ばかりか、植物の樹液中にも発見される。例えば、白ウサギの血液中からソマチッドだけを取り出し、黒ウサギに注入すると、体毛を白く変色させてしまう。同様に、黒ウサギから取り出したソマチッドを白ウサギに投与すると、白ウサギの体毛は黒く変化する。また、動物の肉片にソマチッドを注射して放置しておくと、決して腐ることも無く、むしろ生き生きと成長することが判っている。そのため、ネサン氏は、ソマチッドがDNAのキャリアーでもあると推測している。ソマチッドはDNAすら修復して、生命に息吹を与えてしまう奇跡の微生物なのである。
カンファー製剤714Xの開発
ソマチッドはあるサイクルでもって血液中でその形態を変えていく。ソマチッド・サイクルが正常の時、人は健康である。しかし、そのサイクルが崩れることで、例えば、12〜18ヶ月前にガンなどの変性疾患の発症を予測することができる。具体的には、動物や人間の免疫能力が弱まると、正常な3段階のソマチッド・サイクルが崩れ、最大で13段階を加えて、計16段階の形態を持つようになるのである。
興味深いことに、体調が崩れて加わることになるソマチッドの13段階を見ると、バクテリアや真菌類の形状をしている。決して外界から入ってきた菌類ではないのだが、結果的にそれと同じようなものを自らの体内に生み出してしまうのだ。
ソマチッドは、負の電荷を帯びて互いに反発しあいながら、振動を繰り返している。それで、健康な人の場合は、ソマチッドは基本的な3段階のステップで形態を変化させて行く。そして、ソマチッドが血液中に多く発見されるほど、その人物は健康であることが判っている。
その発見を基に、ネサン氏は重要な治療法の開発に成功した。東アジアに生息するクスノキが産生する天然の物質カンファー(樟脳)を原料に、免疫機能を強化する製剤(免疫強化剤)を開発したのだ。しかし、それは多くの医薬品のように筋肉や静脈内に注射するのではなく、リンパ節に注射し、リンパ系に循環させるというものであった。
多くの医師は、リンパ内注射は不可能であると考えており、ネサン氏の研究自体がインチキだと主張する主な理由となっている。だがリンパ内注射は可能などころか、現実にはリンパ節の見つけ方さえ正しく習えば、ほぼ誰にでも簡単にできる。
そのカンファー製剤は714Xと命名された。この免疫強化製剤はガン患者の75%を完治させ、エイズなどの難病患者にも劇的な効果を上げている。
ネサン氏によると、ソマチッドが無ければ、生命は存在すらし得ないという。そして、ソマチッドは生命の死により、消滅するものでない。19世紀のフランスの学者アントワーヌ・ベシャンもソマチッドと同一と思われる生命の根源物質を100年ほど前に発見している。そして、6千万年前の、哺乳動物が初めて地球上に現れた新生代第三紀の石灰岩中にもその存在を発見しているのだ。
ネサン氏はこう言っている。
「ぜひ月の岩石のサンプルを手に入れて、私の顕微鏡で調べてみたいものだ。その中にソマチッドが見つかるかもしれない。地球上に存在するのと同じ原始的な生命の痕跡が・・・」
医薬品界からの妨害
ところが、ネサン氏の研究が業界で注目を集め始めると、カナダの製薬業界は彼の研究を妨害しはじめた。1989年5月、ネサン氏は突然逮捕され、刑務所に収容された。医師の免許なしに患者の治療にあたり、ある女性患者を死亡させたという罪状であった。しかし、実際にはその女性は病院による化学療法を拒み、714Xによる治療を自ら望んだ末期患者であり、714Xの治療でも手遅れであったのだ。また、ネサン氏は戦後の混乱期に学位の発行をしてもらっていなかった。
最終的に、ネサン氏は裁判の結果身の潔白を証明した。ネサン氏の研究を高く評価してくれた一部の人々や、ネサン氏の治療で奇跡的に回復した元患者たちがネサン氏を助けたためである。長い間、カナダをはじめ、ほとんどの国々で714Xを医師が処方することは認められていなかったが、90年代に入り、ようやくカナダでは条件付きで714Xの接種を受けられる状況となった。
しかし、産業界と政界との癒着が疑われるアメリカでは、714Xの認可は下りなかった。1992年、FDA(米国食品医薬品局)は714Xの輸入に関して、個人使用に関しても認めない警告を発した。さらに1994年、突然FDAのエージェントが、714Xに関する情報を提供した会社に侵入し、手入れを行っている。
誰もが病気に効く薬を満ち望んでいる。ところが、製薬業界は重病患者が簡単に全治してしまう薬が存在しては困る。医薬品マーケットは巨大なビジネスの場であり、714Xの存在は薬品業界に大打撃を与えるからだ。彼らにとっては、人は常に不健康であり、自分たちが販売する医薬品を購入することで、少しだけ良くなり、しばらくすると、また自分たちの医薬品を購入してくれる状況を作ることが一番なのである。
ところが、ようやく最近になって、714Xをアメリカに個人輸入することが可能となった。そこで、筆者も714Xのリンパ節注射を体験してみることにした。
カンファー製剤714Xの体験
最初に読者の皆さんに重要なことを伝えておきたい。それは、安易に私の真似をして欲しくないことである。注射器の扱いは極めて危険である。
興味のある方は、製剤配給元であるCERBE Distribution社(http://www.cerbe.com/)に直接指示を仰いで頂きたい。
また、私はアメリカ在住であり、日本から同製剤を購入したり、注射器を入手する方法等に関してもまったく知識がない。その点に関しては、筆者にお問い合わせ頂いても、回答できないことを予めお断りしておく。
それでは、カンファー製剤714Xの体験談をご報告することにしたい。
液体である製剤714Xは、注射器を利用して、右側下腹部のリンパ腺が集まっている部分に直接注射する。この注射は21日間連続して行われる必要がある。1日目は1ml、2日目は2mlと1mlずつ増やしていき、5日目以降は5mlを注射する。
先にも触れたが、世界中のほとんどの医師がリンパ節に注射を打った経験がない。また、適切に注射を行うことが可能な医師も中には居るであろうが、連続21日間患者に注射を行う必要があり、それだけ柔軟に医院を開いてくれる医師が存在するのかどうか私には分からない。
そのような問題が存在するため、現実的には、ほとんどの人が自分自身で注射を行う決断を下している。しかし、十分注射方法を学んだ上で行わないと、最悪自殺行為になりかねない。
私自身は、注射方法を解説した指導書、ビデオを参照し、ネサン夫人の助言を受けて、試みた。
最初の問題は、注射するスポットの特定である。右足と右側胴体部分の境界(股)となる線上で、股動脈(大腿動脈)の脈を見つける。その点から、臍方向に3〜5センチ上が注射を行うスポットとなる。しかし、股動脈(大腿動脈)の脈が比較的広範囲に認められ、注射すべきスポットの特定に難航した。
次の問題は、一人で行う場合、両手が塞がるため、体に力が入りやすい。そのため、姿勢も崩れ、本来よりも痛みを感じやすくなるとである。
とにかく私は自分で注射を行ったのであるが、案の定、最初の2日間、正しいスポットに注射できなかった。スポットを外していても害は無いが、痛みが強いと言われている。
実際、注射をはじめて、しばらくすると激痛に襲われ、注射を中断した。特に初日は、体の緊張と不安感により、精神的な苦痛は大きかった。
そして、模索しながら3日目、ようやく正しいスポットと思える場所に注射できるようになったのである。
しかし、注射は10分以上の時間を掛けて行うように指示されている。正直、これは大変苦痛なものであった。その間、針を刺しっぱなしであり、ピストンを押すごとに注入される製剤により痛みも感じたからである。途中で痛みが増す際は、そのスポット周辺をアイスで冷やすことを行った。注射をはじめて6日目あたりからであろうか。注射中の痛みはほとんど無くなって行った。
因みに、最初の数日は注射中の痛みを感じやすいとのことである。そして、ついに私は21日間、カンファー製剤714Xの注射をやり遂げた。
714Xの効果
さて、カンファー製剤714Xの効果であるが、その前に私の体調に関して少しお話ししておこう。
約1年前に私は徹底的に健康診断を行っており、特別な異常は発見されなかった。ただ、病気とは言えないとしても、いくつか弱いところがある。一つは上が100を切るほど低血圧であること。二つ目は呼吸器が弱いことである。遺伝的にやや弱いことに加え、過去に数回気管支炎、肺炎を経験している。そのため、少し体調を崩したり、ストレスが溜まると胸が苦しくなり、咳が出たり、痰が出たりする症状が現れやすい。言わば、自律神経失調症が現れやすいのであろうが、特別な異常は発見されていないので、健康体であると解釈すべきであろう。
そのため、私が714Xで大きな変化を得られる程大病をしていないため、体験レポートを行うには適格とは言えないかもしれないが、少なくとも、今触れたようなことに改善が現れるとしたら、その効果は無視できないだろう。実際、自分では持病と考えて、長く付き合うべき症状と考えているからである。
ところで、ネサン氏の開発したカンファー製剤714Xの接種を始めたのは、2003年3月12日である。米英軍がイラク攻撃を開始した1週間前で、まだ雪の降る陰鬱な時期であった。その後21日間も、戦争の影響で、アメリカ在住の私としては、決して明るい気分で居られなかった時期である。
多くの人々は、714Xの接種を開始して1週間以内に変化を感じるとされる。しかし、そのような状況において714Xを試したこともあり、正直私は体調の変化をあまり感じることは出来なかった。正しいスポットに注射できていなかったかもしれない。但し、21日間の接種を終えた頃は、気候も暖かくなり、なぜか気分も晴れ晴れしてきていた。これは、春が訪れただけのことかもしれないし、戦争報道が落ち着いてきただけからかもしれず、気分の問題である可能性は否定できない。
ただ、私の血圧は不思議にやや上昇し、呼吸器の調子に改善を感じたことは否定できない。とは言え、決定的な変化を体験したという訳ではなく、結論としては判らないとしか答えられない。
もちろん、製剤接種の前後で、私がネサン氏のオフィスで血液サンプルを取ってもらい、ソマトスコープで血液中のソマチッドの状態を検査してもらっていれば、変化が確認された可能性は高いだろう。今回は、残念ながらそこまで行える機会は持てなかった。
しかし、過去の数々の報告から、大半の被験者の血液中ソマチッド数とその状態に改善が現れることは判っている。そして、業界からの圧力に耐え抜いて、現在では多くの人々がカンファー製剤714Xを体験できるようになってきた。
クリストファー・バード著『完全なる治癒』(徳間書店刊)が出版されて以来、日本でもソマトスコープを利用してガンの早期発見に役立てている医師も現れている。ネサン氏の研究が次第に世界的に受け入れられつつあるのは確かである。情報を隠し続けることは不可能である。人々に支持を受けた物は、いつかは表に現れて来る。我々はまさにそのような時代に生きていると言えるだろう。
最後に一つ、ネサン氏の発見の中で興味深いことが他にもあった。長年ソマチッドの変化をネサン氏は観察して来た訳だが、人の心が落ち込んだり、腹を立てたり、不満を持ったり、ネガティブになると、正常の3段階のサイクルが崩れて、バクテリアや真菌類に似た形状のソマチッド・サイクルが現れる。それに対して、喜びや感謝の念を持つと、ソマチッドが増え、そのサイクルも改善されるのだ。
つまり、我々は自らの意識で病気を作り上げてしまっていることを示唆している。そう考えると、「病は気から」という言葉は科学的な真理であることが判る。
714Xのリンパ節注射に関心のある方は、CERBE Distribution社(http://www.cerbe.com/)に直接指示を仰いで頂きたい。
※近年、714-Xを試される日本人も増えてきたようで、断わっておきたいことがある。
ソマチッド自体、ヒトが健康な際に結果的に血液に多く現れる「健康のバロメーター」であり、714-Xはワクチンではなく、血液の状態を改善させ得る免疫強化剤であることだ。
病気の原因には、その人の生活習慣(食、運動、睡眠含む)、思考習慣(性格を含めた思考性癖)、遺伝的な体質などがある。
病気が発症した状態に見られた生活習慣や思考習慣をまったく改善させていない状況においては、あまり効果は期待できないだろう。
714-Xを試した人々は、様々な治療に効果を見出せず、最終的に利用に至ったケースが多く、それまでに様々な努力をしてきた人々が多い。
また、日本人と比較して、外国人は性格的に明るく素朴な傾向がある。
治癒率75%という数字の背景には、そのようなものが存在すると思われ、どちらかというと、あらゆることを深刻に考えがちな日本人が714-Xを利用した場合、治癒率はもっと低いと想像される。
たとえ品質の高い有機野菜や水を毎日摂取したとしても、同時に暴飲暴食を続けていたり、ストレス過多の生活や悲観的な思考などを改善していなければ、おそらく焼け石に水と思われる。
714-Xは免疫強化剤である点を指摘しておきたい。
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