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火星人の記憶を持つ少年
学研「ムー」2009年11月号掲載
○ロシアで注目を集める予言者ボリス・キプリャノヴィッチ少年
ボリスカの愛称を持つボリス・キプリアノヴィッチ少年は、1996年1月11日朝8時半、ロシアのヴォルゴグラードの北320キロほどの街ジルノフスクに生れた。ほとんど泣くこともなかったボリスカ君は、生後4ヶ月にして簡単な単語を発し、8ヶ月目には完全な文章を話した。2歳になると、火星について話を始め、他の太陽系の惑星や遠い文明に関しても語りだした。だが、息子の非凡さは、母親のナデージダにとっては、決して歓迎すべきものではなかった。
ボリスカ君はストリートを歩く若者にドラッグを止めるように忠告することもあれば、妻に内緒で浮気する男たちに説教することもあったのだ。そして、やってくる災害や病気について人々に警告した。その反面、彼は他人を中傷することを嫌い、愛に満ちた優しさを持っている。生れてから、病気知らずのボリスカ君ではあるが、深刻な災害や不幸な事件が起こると、気分を害して学校に行くことを拒んだ。
ボリスカ君の言葉は人々を当惑させたが、誰もが大きな関心を寄せて聞き入った。そして、7歳にしてロシアのプラウダ紙が記事に取り上げると、彼はロシアで最も有名な少年の一人となり、世界的にも注目を集めるようになった。
ボリスカ君が特に人々を仰天させたのは、7歳の時、キャンプファイアーを囲む人々に向かって静粛に話を聞くように求めたことだった。そして、彼がその後1時間半に及んで話した内容には、火星での生活、火星の文明と住人たち、そして地球へのフライトが含まれた。
つまり、ボリスカ君は、火星で前世を過ごした経験があり、その当時貿易を行っていた地球に向けて宇宙船に乗って出掛けた記憶もあったのだ。また、母親には2歳の頃から語ってきたことであったが、太陽系に属する惑星が抱える衛星や他の銀河の名前だけでなく、様々な科学用語が口から出てきたこともあった。彼が7歳とは思えないほどの知識を持っていたことに人々はただ驚嘆し、大人をからかっているなどと疑う余地はなかった。

○火星の文明と地球の古代文明
ボリスカ君は火星で前世を過ごした記憶を持っているため、彼の言葉を信じれば、火星には人間のような知的生命体が存在し得る環境が整っていたことになる。だが、強力で破壊的な大変動の結果、火星は大気を失い、今日では、すべての住人は地下都市での生活を強いられているという。
当時、ボリスカ君は貿易と研究目的で頻繁に地球を訪れていた。彼は自ら宇宙船の操縦を行っていたようだという。火星の人々が利用していた宇宙船は、円盤型ではなく、三角形状の小型船と、それを底部に格納できる「しずく型」の大型船であった。動力にはプラズマとイオンの力が利用され、その燃焼でタービンを回転させるという。但し、この推進原理は、あくまでも太陽系内での短距離飛行に限られる。遠距離を高速飛行するには別の推進原理が必要で、時間が加速するとのことだが、ポータルが利用される。そして、どこかのポータルを通過した後、さらに別のポータルへと乗り継いで高速での遠距離飛行が実現するという。
ボリスカ君が火星で過ごした時代、地球ではレムリア文明が栄えており、レムリア人の友人を持っていた。だが、その友人は自分の目の前で命を落としたという。地上で大変動が起こり、巨大な大陸が津波で飲み込まれると、突然、大きな岩が建物に落ちてきて、その友人は亡くなったのだ。ボリスカ君は彼を助けることができなかったが、今生において彼(の生まれ変わり)と再会するよう定められているという。
ボリスカ君は、まるで昨日の出来事のように、レムリア大陸の水没の様子を思い出すことができる。ある時、母親が持っていたレムリア文明に関する本に気付くと、数時間もその本のページをめくり、レムリア人の高い知性に関して話し始めたことがあった。彼によると、レムリア大陸は少なくとも80万年前に姿を消し、レムリア人の身長は9メートルにも及ぶ巨人だったことを明らかにした。

○火星に存在する人工構造物
ボリスカ君の発言内容は信じがたいものだが、火星には様々な謎が存在すると以前から指摘されてきた。そこで、それらを振り返り、彼の証言と比較検証してみよう。
 ご存知の方も多いと思うが、1976年、アメリカが打ち上げた火星探査機バイキング1号が35回目の周回軌道で撮影した写真の中に、人の顔と酷似した巨大物体が写っていたのがその3年後に発見された。いわゆる「人面岩」(写真1)である。「光のいたずら」という批判を退けるかのように、70回目の周回軌道上で、異なる角度から撮影した写真がもう一枚見つかった(写真2)。さらに、人面岩の位置するサイドニア地区には、他にもピラミッドや都市などが整然と配置されていることが判明し、人工構造物の可能性が高まった。



アメリカ国防総省(ペンタゴン)が誇るフラクタル分析をサイドニア地区の写真に適用してみても、人面岩は人工物と判定された。フラクタル分析とは、人工衛星の写真から人工物をおよそ80%(当時)の確率で自然地形の中から見つけ出す技術で、湾岸戦争においても有効に活用されたと言われている。この解析の結果、人面岩は軍用車輌よりも高く、最高の数値が検出されたのだ(チャート1)。

 他にも、「D&Mピラミッド」と呼ばれる巨大なピラミッド状構造物の辺や角度を計測してみると、黄金比(1:1.618)が登場したり、シンプルな整数やπ(円周率)やe(自然対数の底)できれいに割り切れるといった神聖な幾何学が隠されていたことが判明している。




ところで、人面岩のサイズは、幅約1.9km、長さ約2.4km、高さは400mに及ぶ巨大なものであり、科学者らは、火星の人面岩は今から50万年前には既に存在していたものと考えている。人面岩の左顔部分が影で見づらくなっているが、ほぼ左右対称形である。サイエンスライターのリチャード・ホーグランド氏の分析によれば、顔の右半分が古代エジプト人の顔で、左半分が獅子(ライオン)の顔となっているという。
さらにコンピューター・エンハンスメント技術で画質を向上させて判明したことは、上下の唇の間に「歯」が存在し、左側の頬には一滴の涙と思われる突起物まで存在した。また、目の中の瞳の部分が半球状に盛り上がっていることも確認されている(プレート1)。



○火星と地球の関係
 ここで注目されるのは、もちろんエジプトにある「ギザの大スフィンクス」との関係だ。一般には、紀元前2500年前後がその建造時期とされるが、スフィンクスの胴体部分に刻まれた浸食跡を手掛かりとした近年の調査では、実際の建造時期は、少なくとも紀元前7000年以上遡るとするデータもある。例えば、グラハム・ハンコック氏は、スフィンクスの建造年代を紀元前10500年頃と見積もっている。
 また、シュメールの古文書を調査したゼカリア・シッチン氏によると、人類の文明は45万年前まで遡ることができ、火星の人面岩が建造された時期(約50万年前)との一致が無視できないという。
つまり、地球の文明は火星に起源を持つ可能性があり、火星から継承した文明の片鱗が後年の「大スフィンクス」建造に現れている可能性が浮かび上がったのである。

 さて、ここでボリスカ君が与えた情報に話を戻そう。既に紹介したように、かつて火星は地球との間で貿易を行っていた。そのため、地球上の遺跡に火星人から得た技術や知識が反映されている可能性は十分に有り得る訳で、彼もそれを肯定している。
そして、興味深いことだが、新たな叡智が、クフ王のピラミッドではなく、別のピラミッドの地下から発見されることをボリスカ君は予言している。また、スフィンクスの耳の後ろ側のどこかに秘密の入口が存在し、ひとたびスフィンクスが開かれると、我々の人生は変ることになるだろうとも言及している。
 つまり、人類が過去には有していながら、現在では失ってしまった高度な知識や技術がスフィンクスの中に今でも残されているというのだ。これは本当だろうか?
実は、古くからスフィンクスのどこかに地下への入口が存在すると言われてきた。ハンコック氏は、スフィンクスの後ろ足の下には秘密の部屋がある可能性を天文学的に説明しているが、学術調査においても、南北の両胴体部分に縦穴が、両足前方の地下に空間が発見され、左肘付近でも長さ7メートルもの金属反応が検出されている。
 また、眠れる予言者エドガー・ケイシーは、過去の叡智は「スフィンクスと記録のピラミッドとの間の通路にある部屋から」発見されることを予言している。そして、その部屋には何が収められているのかについて、1933年10月に次のように答えている。
「霊魂がその地に形をとり受肉を始めた時代の始まりから、受肉を通しての人間の発達、また最初の破壊とその地に起きた変動の記録、人々の生活と他国での様々な活動、アトランティス破滅に際してすべての国々が招集された会議の記録、また誰に、何に、どこにその記録が開かれるのかを語る記録であり、沈んだアトランティスからの写しである。変動に伴ってアトランティスはまた浮上するに違いない。
その位置については、太陽が水平線から上昇し、その陰(または光)の線がスフィンクス両手の間に落ちるところに横たわっている。スフィンクスは後に番人、守護者として据えられたもので、この人間経験の天体に変動が活発化してくる時が満ちるまでは、右手から入れる連絡室からここに入ることはできないであろう。そのように、スフィンクスとナイル川の間にこれは眠っている。」
 これらの情報をまとめると、スフィンクスの両手の間の地下に秘密の部屋が存在しており、その部屋へと通じる入口は数ヶ所存在している可能性が考えられる。そして、ケイシーの情報が正しければ、その部屋には、人類にとって重要なすべての情報が詰まっていることになり、ボリスカ君が言うように、「ひとたびスフィンクスが開かれると、我々の人生は変ることになるだろう」というのは頷ける。不思議なことに彼の証言は現実に即しているように思われる。

○火星探査機失踪の謎


1988年、ソ連の火星探査機「フォボス1号」と「フォボス2号」の打ち上げを前にして、ESP能力を持つヴォルジスキー在住のユーリ・ルスニチェンコ氏は、有害な放射線の影響に言及しながら、2機が墜落することを予言した。その時、誰も彼の予言を信じなかったが、ひとたび打ち上げられてみると、2機ともに火星へ向かう途中で交信が途絶える運命となった。驚いたことに、フォボス2号が交信を断つ直前に送信した火星の画像には、都市と思われる幾何学的なパターンが写っていた(写真参照)。アメリカのNASAが1992年に打ち上げた火星探査機マーズ・オブザーバーも通信が途絶える運命をたどったことから、ルスニチェンコ氏の予言は的中した可能性がある。

事実、アメリカ軍が秘密に進めてきた科学的遠隔透視(サイエンティフィック・リモート・ヴューイング=SRV)は、通常の遠隔透視と異なり、訓練を積めば誰でも同じ結果を得られる精度を有することを示したコートニー・ブラウン博士は、1996年に自著『コズミック・ヴォエージ』(徳間書店)において、興味深い報告をしている。
1993年8月に失踪した火星探査機をブラウン博士がSRVしたところ、火星の地下格納庫から飛び立った宇宙船が、ミサイルのようなものを発射して、マーズ・オブザーバーが破壊されたヴィジョンを得たというのである。これは、ブラウン博士以外の人々によるSRVでも検証可能な結果であり、フォボスの不可解な失踪と、直前に残した写真と合わせて、火星人による干渉の結果である可能性は高いと考えられてきた。
実は、そんな過去の事件のことなど知る由もないボリスカ君も、注目すべきことに、その可能性を支持する発言を行っているのだ。具体的には、旧ソ連が打ち上げたフォボス2号に関することであるが、地球から送り込まれた探査機を破壊すべく、火星からは特別なシグナルが発信されて、探査機は有害な放射線に冒されたのだと回答したのである。
つまり、火星人は、地球人の訪問を歓迎していないということが、ブラウン博士をはじめとるるリモートビューワーだけでなく、ボリスカ君の証言からも示されたことになる。

○インディゴ・チルドレンとクリスタル・チルドレン
ロシア社会科学院の研究者たちは、近年、地球では特別な子供たちが生れてきていると考えている。このような子供たちは、知能が高く、感性が鋭く、人体エネルギーを撮影した写真を見れば、精神力を示す青い色(藍色)が強く現れる。このため、彼らはインディゴ・チルドレンと呼ばれており、1994年以降に誕生した子供達の5%がそれに相当すると彼らは指摘している。一方、アメリカの超心理学者ナンシー・アン・タッペによれば、1970年代から見られるようになったインディゴ・チルドレンは、もはや子供たちの9割に達するという。
また、繊細ながらもエネルギッシュで戦士のような気質を持ったインディゴ・チルドレンに対して、1992-94年頃を境にして、それ以後に生れた、穏やかで愛に満ちた子供たちは、人体のエネルギーが様々な色に半透明に輝く傾向を持つことから、クリスタル・チルドレンと区別されることもある。
世界規模で調査が行われていないこともあり、インディゴ・チルドレンやクリスタル・チルドレンの割合には大きな開きがあるが、近年誕生してきている子供たちは特異な能力を示しているという認識は共通である。
時に、彼らは世界中の仲間(子供たち)とテレパシーにより交流し、互いを超感覚で認識しているケースも報告されている。そして、この地球には、惑星レベルでの再生が間近に迫っていて、新しい知識と精神性が求められるために、彼らは今の世の中を変革する使命を持っていると考えられている。
年代や特徴からすれば、クリスタル・チルドレンの方に分類されるボリスカ君ではあるが、やはり、世界各地に同志が存在することを感じとっている。2004年2月の時点では、彼の街では仲間のインディゴ・チルドレンの存在は確認できていなかったが、同じ意志を持ち、同じ街で暮らしているはずの少女の名前を口にしている。そして、これから、インディゴ・チルドレンが地上で大きな役目を果たし、人々を助けていくという。

○ボリスカ君の特異性
ボリスカ君は、インディゴ・チルドレンやクリスタル・チルドレンの傾向を示すだけでなく、予言的な未来のビジョンを得ており、もちろん、科学者らの研究対象になっている。ロシア社会科学院の地球磁気・電波研究所の科学者は、彼の身体の周囲から特別な光の環を撮影することに成功した。同研究所のロコフキン教授は、「彼は濃いブルー(藍色)のエネルギーのスペクトルを持っている。これは彼が明るい性格と高い知能指数を有していることを意味している」と語っている。ロコフキン教授によれば、特殊な設備を借りれば、人類に潜在しているいくつかの超能力を測定することができ、世界各国の科学者らは、現在さまざまな側面から研究中で、超能力を有した子供らの秘密を解明しようと試みているという。
 ボリスカ君が語る未来には、光と闇が同居している。明るい社会がやって来る前に、我々は大きな試練を味わう可能性があり、社会変革は一筋縄では行かない。彼によると、ポール・シフトのような大変動が起こるというのだ。近未来においては、ともに水に関わるものだが、2009年(今年)にある大陸で最初の大変動が起こり、2013年にさらに破壊的な大変動が発生すると彼は予想している。
 ボリスカ君は、その大変動で自分も命を失うかもしれないことについて質問されているが、自分は火星においても同様な大変動を既に体験しており、恐れてはいないと明言した。
火星では、核戦争が起こり、すべてのものが焼け落ちた。いくらかの人々は生き延び、新たな兵器を開発した。現在でも我々と似た火星人は地下で暮らしている。だが、彼らは二酸化炭素を吸って生きており、地球で暮らすことは難しいという。とはいえ、火星では加齢は進まず、30〜35歳程度の若さを維持できるとのことだ。
尚、地球人を生体実験するようなグレイとは対照的に、火星人の身長は7メートルもあり、精神性も高かったことをボリスカ君は指摘している。

○人が不幸・病気になる理由
ボリスカ君はインディゴ・チルドレンの一人としての自覚を持っている。彼の過去世での記憶や未来に関するビジョンには驚くべきものがあるが、人々の意識とライフスタイルに対する言葉はまさに並外れている。以下は、彼自身が7歳の時に実際に語った言葉を翻訳したものである。

「病気は、人々が適切な生活を送って幸せになれないことから生れます。人は他人に干渉したり、他人の運命をすべきではありません。人は自分の過去の過ちによって苦しむのではなく、自分に定められたこと(使命)に触れ、その高みに到達しようと努め、自分の夢を獲得するように歩むべきです。
あなた方はもっと同情心と思いやりを持たねばなりません。もし誰かがあなたを殴れば、その相手を抱きしめ、自分を詫びて、その相手の前でひざまずいて下さい。もし誰かがあなたを憎むのなら、心の底からその人を愛し、許しを請うのです。これが愛と謙虚さの法則です。なぜレムリア人が死んだのかわかりますか? 僕にも少し責任があります。彼らはさらなる精神性の向上を求めなかったのです。彼らは定められた道から外れて、惑星全体を破壊することになりました。そのような魔法の道は袋小路へと導いてしまいます。愛が真の魔法なのです!」

 このような発言をするボリスカ君を含め、インディゴ・チルドレンやクリスタル・チルドレンは着実に増えつつある。彼らに対して、科学的な調査が行われ、DNA構造を含めて特異性が認められているが、世界の主要メディアはそのような事実に触れようとしない。我々大人が未来に対して不安を抱いているのなら、今こそ子供たちの声に真剣に耳を傾けなければいけないのかもしれない・・・。

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